午後対策

マルオのプロジェクトマネージャ合格対策は、より充実した内容にアップデートして 『xtech.tv』 に移行しました。

情報技術者試験対策の基本は「過去問に始まり、過去問に終わる」。より多く、より長く、過去問と向かい合うことが合格への近道であると言えます。 ここでは、私が合格に至るまでに実践した午後Ⅰ・午後Ⅱの対策とテクニックについて紹介します。

午後Ⅰ -解法テクニック-

ここでは午後Ⅰの解法についてふれます。
実はプロジェクトマネージャ試験最大の難関がこの午後Ⅰなのです。 多くの方が午後Ⅱに苦手意識を持っています。もちろん午後Ⅱの対策も重要ですが、 その対策は短時間で終えることができます。午後Ⅱの不安が払拭できたら 必ずこの午後Ⅰの対策に戻ってきましょう。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、午後Ⅰの解法について説明します。 解答までの流れは以下のとおりです。

ポイントは、本文をブロックに分割する点と、解答は文字数を気にせずまずは原型を作ってしまうことです。
午前と同じように、同じ問題でいつまでも悩まない点も重要です。全体で60点を取ることを目指しましょう。

午後Ⅰ -下線を引くべき事項-

情報処理技術者試験は「コミュニケーション力」も問われる試験だと考えられます。
そのためか、本文は敢えて整理されていないようにも見えます。私は本文を読みながら以下の事項を中心に下線を引きました。
① 体制(顧客・自社・外部調達先 の組織、要員など)
② コスト(多くの場合、工数)
③ 時間(マイルストーン、クリティカルパス、カットオーバーなど)
④ リスク(後で課題になりそうな点)、課題(すでに影響のある問題)
⑤ コンプライアンス(法に抵触する)
⑥ 前提部分(「なお」「ここでは~とする」というような試験者に前提を示す箇所)
特に⑥は注意が必要である。記述形式の試験であるため、正答の幅は自然と広がるもの。 出題者はこれが大きくなりすぎないよう、問題文(本文)に前提をつけることがある。 つまり、「なお」「ここでは~とする」という箇所は答えに直接関係がある点である可能性が高いのである。

午後Ⅰ -文字数制限-

慣れるまでは文字数制限に苦労します。
克服のポイントは、、、慣れ以外にあるのでしょうか。 少なくとも私は過去問を繰り返すことで勘を掴みました。
そこで養った勘とは「20字で述べられるのは、事実のみ」「40字で述べられるのは事実+理由1つ」というような ものです。総じて「想像以上に詰め込めない」ということです。
普段話すとき、文字を書くときに「これは30字くらいだな」というように頭でカウントできるようになれば、もう完璧でしょう。

午後Ⅱ -論文の採点基準と合格ライン-

午後Ⅱはその内容をA~Dの4段階で評価されます。当たり前の話ですが、採点者が内容を読んで評価しています。
午後Ⅱの受験者が約2,600名(平成21年度春期実績)であることを考えると、 複数名で採点しているはずです。(50~100名と言われています)
複数名で各々が思い思いに採点すると採点結果がバラツくため、午後Ⅱには「採点基準」が存在するはずです。
ここではその採点基準(=合格ライン)についてふれます。 あくまで私が想定した合格ラインである点はご承知おきください。
なお、採点は10分程度で終わるそうです。ある程度は「印象」で決まるとも言えそうです。
私の考えは以下のとおりです。
「必達要件」・・・クリアしないとA判定はムリ
「努力要件」・・・クリアできるとA判定の確率がアップ
に分かれると予想しました。

午後Ⅱ -論文のイロハ-

論文の合格ラインとして必達要件に「論文のイロハ」を挙げました。
ここでは具体的なルールを紹介します。
出題者からルールとして明文化されている訳ではありません。あくまで、市販の午後Ⅱ対策の解答例を参考に 私が予想したルールである点はご承知おきください。
 ① 文末は常体(~だ。~である。)
 ② 読点(、)でつながず、句点(。)で区切る
 ③ 適度に改行する(改行なしが5行以上続くと辛い)
 ④ 箇条書き、図表もアリ
 ⑤ 論文の最後は「以上」で締め括る(完成したことを強調する)
 ⑥ 問題文中に出てきた単語を論文内で言い換えない(悪い例:変更管理委員会⇒CCB)

ルールを守ることが目的ではありません。
ルールを守ることで「採点者が読みやすくなり」⇒「高評価されやすくなる」ことを狙っています。
つまり、もっと読みやすくできる方法があれば、ルールに従う必要はないのです。

午後Ⅱ -時間配分-

午後Ⅱの難しさは「120分で論文を完結させる点」に尽きます。 ここでは私がオススメする時間配分にふれます。

ポイントは『問題選択』と『論文設計』です。ここで午後Ⅱの成否が決定すると言っても過言ではありません
ちなみに、論文設計中に「やっぱり問題変更っ!」が可能なのは、開始15~20分だと 考えた方がよいでしょう。これをすぎると、別の問題に着手しても「間に合わない」「つじつまが合わない」 リスクが非常に高くなります。

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